2021年6月に法人化し、小中高大学生が「自分の人生を自分で歩む」ための伴走支援を行っています。
代表理事下沢杏奈が個人事業主として運営する「荘」を暮らす学びの場、「いとのこ」は一つの場所に囚われず、より多くの人に届くように、函館絵師のコミュニティプラザGスクエアでの道南ユースマガジンのワークショップの設計や、高校の探究授業の伴走支援などを行なっています。
荘プロジェクトのURL:https://www.hakodate-sou.com/
コーディネーター「下沢さん」ってどんな人?
1997年に石川県で生まれました。中高時代は、能力・実力主義の学校生活にもやもやしながら過ごし、北海道教育大学函館校に進学しました。大学1年生の時は、海外に行ったり講演会を聞いたりとやりたいこと探しに必死でした。大学2年生の時に函館のコミュニティプラザでアルバイトを始め、国際から地域に視点が移りました。函館市内で開催されたある合宿に参加したことをきっかけに、人生の学び舎「荘」プロジェクトをスタート。函館市弁天町の古民家を改装し、1階を地域に開く学生のシェアハウス「荘」を作りました。今は、荘の運営をしながら、一般社団法人いとのこの代表理事もやっています。
なぜ「地域コーディネーター」になったんですか?
函館で、学生が「自分の人生を自分で歩む」ための伴走支援をする、ということは決めていました。札幌の地域コーディネーターである浜中さんにそのことを話すと、地域コーディネーターにならないかというお誘いを受け、「一般社団法人いとのこ」の一事業として、地域コーディネーターになることにしました。
函館弁天町でイベントを企画する中で、学生が函館で学ぶことは多いと感じていました。函館に来て、学生が企業と繋がる体験をすることは、貴重な学びになると思っています。
コーディネーターとしてのこだわりは?
オーダーメイドに考えることです。
普段、自分に「自分はどうしたい?」って聞くことはあまりないですよね。企業としてやりたいこと、インターン生としてやりたいことはあっても、「個人」としてやりたいことが分からなかったりする。インターン生は「荘」に泊まって暮らしながら活動するので、自分自身のことを「学ぶ」時間がたっぷりあります。
正解を教えるというより、私は常に感情を問いかけるだけ。その中で、自分だけの正解を見つけてくれたらいいですね。
函館に若者が来てほしい理由は?
函館には、子育てをしながら、個人事業主や起業家として働く方が多くいます。20代の若者にとって、彼らは仕事と子育てを両立するロールモデルであり、ロールモデルが身近にいることで、自分の将来を想像しやすくなると思います。仕事もプライベートも充実させたい若者に、ぜひ来て欲しいです!
函館は、「自分で何かやりたい!」あなたに合うと思います!
何をやりたいか、は決まっていなくて大丈夫です。必要なのは、自分が何かやってやるんだ!という意思。函館は、新しいことを始める人に対してオープンだから、たくさん応援してもらえますよ。