丸水札幌中央水産株式会社

SUMMER JOB FESTA 2023に出展!
2023年6月28日(水)に行われたオンライン・インターンフェス『SUMMER JOB FESTA 2023』に、丸水札幌中央水産株式会社の石原さんが登壇。水産業界への思いや課題、学生への熱いメッセージを語りました!
受入企業からのメッセージ

経営企画人事部の石原一平と申します。
札幌出身で、札幌で育ち、札幌に就職して、札幌で社会人をやっています。
会社のこと
私は、「札幌市中央卸売市場」という札幌市が管理する建物で水産卸売会社として働いています。
丸水札幌中央水産は、「セリ売り」という言葉をみなさんニュースで聞いたことがあると思いますが、相場を作るようなお仕事をしている企業です。一般の企業と違うところは 、生産者の皆様から水産物を集めて、セリという場を持って価格をつけていく仕事。そして、その価格がついた物に関して、生産者にお金をしっかりフィードバックしていかなければいけないというところが、他の企業とは違うところがあります。
生産者から委託買い付けという形で当社に魚をいっぱい積んできてもらうんですが、当社のような競売り会社から仲卸会社さんなど、いろんな会社を通して、みなさんの手元に水産物を届けるという、「水産物の流通のトータルコーディネートを手がける企業」ともいわれる本当に大きい企業です。

水産業界の抱えている課題
そんな大きい企業ですが、いろんな問題に直面しています。
全国にある中央卸売市場の売上高が年々下がってきています。(平均80億円ほど、ここ20年で下がっています。)
また、企業の寿命が10年くらいどんどん短くなっているという課題や、日本全体の人口も少なくなっている現状があり、生産者やトラックの運転手、私たちのような卸売業者、小売り店など、人材がかなり不足してきているという現状があります。
なぜこのようなことが起きているかというと、魚を食べる機会というものが、学生の頃はほとんど無いと思います。魚食がどんどん衰退しているということと、もちろん魚をとる人も減ってきている現状があります。環境問題でいうと、北海道の漁獲量が本当に減ってきています。ただ、それが環境の問題なのか、担い手不足なのかはまだ解明できていない部分も多いです。そういったことも、今回のインターンシップで解決できるのではないか?と思っています。
私たちの役員も「このままじゃだめな気がするような気がする」と言っているような状況です。
私自身、「何から解決していこうかと?」と思った時に、生産者の人たちもそれも流通させる人たちも人材不足だとか、水産企業と言われると「魚って汚くない?」「すごく重労働なんじゃない?」というイメージがあります。

卒業したインターン生が活躍
「それを払拭していけるような新規事業をしていこう!」という気持ちがあり、過去に北海道エンブリッジのインターンで事業を行っていました。いろいろ動画で発信したり、いろいろな企業を集めて「北海道の食って面白いよね!」という展示会を発信するようなことをやってきました。

(過去のインターン内容はこちら)
それも今ではインターン生たちが卒業し、私一人で人事の仕事もやりつつ、広報・ブランディングもやりつつ、さらに人事の人材も減っていくという、負の連鎖が始まってしまっています。継続する体力、アイデア不足や、やる気が不足してくるなど、色々な問題が度重なった結果、今回、新しく学生視点で行う人事採用広報ブランディングをやってもらいたい!というプロジェクトをもってきました!
学生視点で行う人事採用広報ブランディング!

今回のプロジェクトでは、市場に若い人材が入ってこない状況を、メディアを使って変えていこうと思っています。
チャンネル登録数やエントリー数、採用数などの数値目標は、インターン生の皆さんで決めてもらって結構です。
若い人が入ってくると、発想力が私たちとは全然違うベクトルから飛んでくるんですよね。そういったところをどんどん取り入れることで、「やっぱり市場から物を買った方がおもしろいじゃん!」と思える環境を、この人事部から作っていけたらいいなと思っています。
私から、どんどん新しく提案するんですが、「やったってしょうがない」「そんなことやっても意味が無い」「SNSなんて面白くなきゃしょうがない」と言われてしまうんです。
そこを、若い方がチャレンジ・提案することで、「若いからやってみたらいいじゃん!」「インターンシップだから、どんどん試してやってみたらいいんじゃないか?」という、周囲の若い力を推し進めていく気持ちを利用し、みなさんの若い力やアイデアで北海道の水産業界の価値と未来を作る人事採用のあり方・広報をやってもらいたいと思っています。
今回のインターン生で作ってもらったものが、私たちの会社の新しい人事採用のあり方になり、そしてこの新しい人事採用のあり方が、北海道各地の水産業界、水産で働く人のブランディングにつなげていけるんじゃないかと思っています。
面白い話ができたらと思いますので、興味のある人、気になる方はご連絡ください!
丸水札幌中央水産株式会社
- VISION
- MISSION
いつもの美味しさを守り続ける。新しい食のあり方を提案し続ける。
札幌市中央卸売市場開業に合わせて設立され、以後半世紀にわたり、生鮮水産物を中心とした競り売り等を取り仕切る大卸業として、北海道民、札幌市民の台所への安定供給に努めてきました。 人口減少や市場外流通の拡大、少子高齢化に伴う消費量の減少など、市場の担う役割も年々縮小してきている中、 生産者と消費者の橋渡し役として、より広い人達に生産の現場や流通業の魅力を伝えていくことが大切であると考えています。
誰もが水産の仕事の魅力や面白さを知れる機会を
私たちの取り組みは生活する人々の目に直接触れる仕事ではないため、多くがベールに包まれてしまっています。北海道の海を守り、北海道の暮らしを守る。そんな未来の担い手を発掘するため、この仕事の魅力を取材・編集・発信し、これから仕事を選ぶ若者達に伝えていく事が人事・広報企画のミッションです。
経験者の声
- 受入企業担当者の声
- 過去のインターン生の声
- コーディネーターの声
受入企業の声
生産だけではなく、多方面から水産業界にアプローチして海の豊かさを未来の子供たちに繋げていく…そんなことを一緒に取り組める仲間と出会いたいと思っています。

学生の声

コーディネーターの声
